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みんな気になるリフォーム代金!安い・高いの裏側をお話します2

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今日は前回に引き続き、実際に私が質問された話を交えて、「リフォーム代金!安い・高いの裏側」というテーマでお話していきます。

前回は「リフォーム料金、安さの秘密とは?」というテーマでお伝えしました。今回は逆にリフォームの金額が高かった場合についてと、対応策をお伝えしていきます。

一番危険なお見積の金額とは?

肌感覚になってしまいますが、最初に提示された見積もりが高くても、そのまま施工して後悔するという方は、実際にはかなり少ないのではないかと思っています。

何の統計も取っていないので、完全に私の感覚なのですが、そこまで間違いはないと思っています。

ほとんどのお客様は、少しでもコストを抑えたいという思いをお持ちです。そのため、最大ここまでは出せるという予算を明かしたがらない傾向があります。

このため、多くの工務店は、一般的で信頼性の高い見積もりを提供することが主流です。

こうした状況から、前回お話の通り、後々トラブルを招かないような施工を行うため、信頼性の高い見積もりを提供する工務店が多いです。その結果、見積もりの内容がしっかりしていることは、自然と費用が高くなることになります。

なので、最初のお見積りが高いのはよくある事になります

また、リフォームは専門的な内容ですので、よくある話の中には、「こんな金額なら、新築が建つ」という意見がありますが、条件によっては新築よりもリフォームの方が断然高い場合も普通ですので、普通に見積もりを取ると高くなることはよくあることです。

ですので、見積もりの金額が高いというのは、相談すれば下がる可能性はおおいにありますし、そのまま施工していただければ確実なリフォームが遂行されるという点においては、しっかり検討したり、相見積もりが可能であればそこまで問題視する事ではないというのが私達の結論です。

注意が必要なのは安価な見積もりです。

以前述べたように、大手量販店やインターネットでの見積もりよりも、工務店で提示される安価な見積もりの方が、実は最もリスクが高い場合があります。

9割のトラブルがこのパターンです

リフォームのトラブルの9割がこのパターンであると言っても、おかしくはありません。

簡単に説明しますと、まず、安価な見積もりが提示され、契約が成立します。契約後に、追加料金が発生し、既に工事が始まっているためキャンセルができないと言われ、工務店の要望通りに追加料金が請求されるというパターンです。

住まいは長年暮らす場所ですので、

・このままでは数年後に問題が発生する可能性がある
・当初の材料だと保証が効かなくなることがある
・詳しく確認したところ急遽修繕が必要な箇所が増える

等、これらの問題を強調され、追加の費用が請求されるケースがよく見られます。

こうした状況になると、業者の指示に従って追加費用が発生してしまうことがよくあります。

リフォームに関するトラブルの多くは、このようなパターンに当てはまります。

高くなりがちな見積もりの項目を暴露

先ほどは、見積もりが高ければ安心というようなことを述べましたが、高額な見積もりがすべて安心というわけではありません。

特に、地域密着ではない大手のリフォーム店や大手ハウスメーカーには注意が必要です。

大手企業は、施工者だけでなく、営業や事務、総務、経営陣など、多くの人員やオフィスの家賃などの費用がかかるため、金額を高く設定せざるを得ない状況にあります。

また、見積もりの内容にも注意が必要です。

特に注意すべき点は、「一式」という表記が多い場合です。

一式とは、対象の工事にかかる作業や材料をまとめて提示する金額のことですが、具体的にどのような作業や材料が含まれているのかが明確でないため、後でトラブルになる可能性があります。

一式と書いておけば、内容はその時の営業マンの話次第で、どうにでも説明が出来てしまいます。

普段からそういった交渉を行っているプロの営業マンに説明をされたら、素人で初めての消費者は簡単に信じてしまうことだと思います。

後になって「話が違う」と言い出しても、どうにもならない事が多く、泣き寝入りをして、新たに地域密着の工務店に再度依頼し、

「こんなんだったら、最初からこの工務店にしておけばよかった・・・」

というパターンもよくある事なので、注意が必要です。

こんな時は要注意!対処法もお伝えいたします

これまでは、見積もり金額に気を付けるポイントについてお話ししましたが、事前に対策を講じることができると尚良いですね。そこで、要注意なポイントをいくつか挙げてみました。

・訪問されて見積もりを取った場合
リフォーム業者の訪問は一切無視をするのが安心です。

・補助金や保険金等での勧誘
補助金や保険金は細かい条件をクリアしてから受け取れます。受け取れなかった場合に大きな問題に発展する可能性があるため、こうした勧誘には無視するのが賢明です。

・期間限定やキャンペーンなどによる契約の急かし
他社との比較や家族との相談などに時間を充てることが一般的なので、通常業者は、見積もりから契約までに十分な時間を設けます。
契約を急かすのは、詐欺師の典型的な手法です。

少し考えれば一般的な事ですが、リフォームという人生の一大イベントと、家という失敗できない内容のため、冷静な判断ができずトラブルに巻き込まれる事が多いのも事実です。

万一トラブルに巻き込まれた場合は、以下のような対策を取ることをお勧めします。

・クーリングオフ
一定の期間で無条件に契約を解除できるクーリングオフ制度はリフォームにも適用されます。
まずは消費生活センターなどへ相談に行き、専門家を通して適切な対処を行ってください。

悪質な業者はクーリングオフの回避対策は万全な事が多いので、自分だけで解決しようとせず、専門家に相談することが重要です。

・住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住宅リフォーム・紛争処理支援センターとは、国土交通大臣から指定を受け住宅品質確保法などの法律に基づいて相談できる公的な窓口です。

リフォームの内容のチェックやリフォーム後のトラブルなどに電話で相談できます。

やっぱり一番大切なのは、コミュニケーション

今回もリフォーム代金についての見積もりの違いから想定されるトラブルのありがちなパターンについてお伝えいたしました。

色々なパターンをお話しましたが、コミュニケーションがしっかり取れていれば、こういったトラブルは回避できるかと思います。

少しでも疑問に思ったことは質問し、納得がいくまで説明を聞く。

リフォームはほとんどの人が初めての事だと思うので、何を聞いていいいのかわからない、という人も多いと思います。

ですので、コミュニケーションをしっかり取れる雰囲気をしっかり作り、お客様ではなく業者から不明点等を説明しなければいけないと、私たちは考えています。

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