いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日は実際に私が質問された話を交えて、「リフォーム代金!安い・高いの裏側」というテーマでお話していきます。
リフォームは専門的な分野なので、多くの人がその詳細を理解していないのは当然のことです。
ですのでリフォーム業界で働いていると、さまざまな人から質問を受けることがあります。
先日、友人からこんな相談がありました。
友人の実家が年数が経っており、特に水回りのリフォームを考えているとのことでした。
インターネットで少し調べてみると、思っていたよりも安い金額でリフォームができそうな情報を見つけました。
調べた金額を友人の実家に伝えたところ、思いの外手ごろな価格でリフォームできるということで、喜んでいました。
ところが、実際に地元のリフォーム会社に見積もりを依頼してみると、その金額はインターネットで見たものとは大きくかけ離れていました。
思っていたよりもはるかに高額な見積もりが提示され、友人は驚きとともに困惑していたそうです
いったいなぜこんなギャップが生じてしまうのでしょうか?
地元のリフォーム会社はぼったくりをしているのでしょうか?
実はこのようなギャップはよくあることであり、リフォームにおける費用についての誤解や予想外の出費が起こりうることを示しているのです。
リフォーム会社で働いている立場から言わせていただくと、ネット上で見かけるリフォーム費用の金額は現実的ではない場合が多いです。
確かにその金額でリフォームを行うことは可能ですが、その場合はいくつかの条件が付随することがあります。
今日は「トイレのリフォーム」という項目に焦点を当ててご説明します。
一般的に金額を安くするというためには、次の2つの事が必要になります
トイレをリフォームする際には、本体の便器はもちろん、材料や新しい配管、修正が必要な箇所の補修部品など、さまざまなアイテムを仕入れる必要があります。
仕入れのコストを削減することで、リフォームの金額を安くすることができます。
仕入れコストを削減するためには、大量購入を行い、1個あたりの単価を極限まで下げることが重要です。
大手のインターネットサイトや家電量販店は大量の仕入れによって商品を安く提供できる仕組みを持っています。
しかし、ここで注意すべき点があります。それは商品の保証に関することです。
一般的に、メーカーの保証期間は2年です。そのため、大量の受注をして売れ残った商品には保証が適用されなくなる可能性があります。
このような保証のない商品を顧客に提供することで、単価を下げることができます。
また、安価な材料を使用することもコスト削減の一つの方法ですが、安価な材料は耐久性や品質が低い場合があります。
したがって、長期間の使用に影響を及ぼす可能性があります。
つまり、リフォーム費用を削減するためには、安価な材料や商品の大量仕入れなどの方法がありますが、その際には保証や品質に関するリスクを十分に考慮する必要があります。
リフォーム業界において、熟練の職人ではなく、経験の浅い新人が安く施工することが多々あります。
様々な状況に対応する熟練の職人ではなく、マニュアル通りに作業することで効率的に作業が進められるという点があります。
大手のインターネット販売サイトや、大手の量販店で購入する場合、その後の施工はこういった業者に委託されることが多々あります。
量販店で購入する顧客は多くが価格を重視しており、そのため安価な施工業者を選定する傾向があります。
このような安価な業者は、知識や経験に裏付けされた職人と比べて施工内容に差が生じることがあります。
さらに、リフォームに限った事ではありませんが、建築業界全般においては元請け、下請け、孫請、孫孫請といった関係があたりまえのようにあります。
安価な施工料を提供するために、安い業者がさらに安い業者に仕事を委託する場合があります。このような孫孫請の作業者は、通常の施工よりも質が低くなってしまうのは、仕方がない事かと思います。
このような業界の構造から、リフォーム業界では一見、安価な施工と高品質な施工が分かれてしまうことがあります。
この仕事をしていて、リフォームを検討する方々の多くが不安を抱いていると感じます。
リフォームは人によって内容が変わってきますので相場が見えにくい業界だと思います。
提示された金額が適切かどうかについて不安を感じるのは仕方がない事です。
その上でインターネットなどで見かける価格との比較によって、不安を感じる方も多いでしょう。
実際に見積もった金額と事前に調べた金額に大きな隔たりがあると、騙されてるでは?と思う人も多い様です。
ただ、お見積りの金額には、その金額になる理由が必ずあります。
中には本当に非常識な金額を提示する業者がいる事はありますが、ほとんどの業者はしっかりと理由のある金額になっていると思います。
インターネットや大型量販店での施工が必ず粗悪であるという事でもありません。
ただ、金額が安いという事には、それなりの理由があるのです。
私たちのお客様の多くは、安さよりも適正な価格でかつ、しっかりとした仕事を望んでいる方が多いです。
リフォームを行う際には、単に安い価格だけでなく、施工後の品質や耐久性を考慮することが重要です。
リフォームは一生に一度あるかないかの大きなイベントであり、将来のことを考えて慎重に計画する必要があります。
私たちリフォーム会社も、長期的な視点で、お客様のニーズに合わせた施工方法を考えています。将来を見据えて、最善の施工方法を提供することが私たちの使命です。
今回はリフォーム代金について、「見積もり価格の違い」という観点を取り上げました。
極端に安い金額もありますが、安いにはそれなりの理由が絶対にあります。
ですが、だからといって高ければ高いほど安全というわけではありません。
リフォーム業界には、時に「ぼったくり」と呼ばれる高額な見積もりを提示する業者も存在します
その背景には様々な理由がありますので、次回は高いリフォーム代金についてもお話しします。
リフォームは失敗が許されない大切な作業であり、失敗すると大きな損害を被る可能性があります。
そのため、地域に密着し、リピーターが多い信頼できる業者を選ぶことが重要です。
リフォーム業者とは、施工前や施工中だけでなく、特に施工後のお付き合いも重要で、もし何かあった場合すぐに対応してくれそうな業者でないと安心ができません
金額が安いという事はもちろん大事ですが、どの範囲までカバーしてくれるのか?
何かあった場合、すぐに対応してくれるのか、そういった内容がリフォームではとても重要になります。
私たちの会社はまだ年数も浅く、スタッフの年齢も全体的に若いです。
そのため実績は老舗には及びません。
その分コミュニケーションと信頼関係の構築に重きを置き、お客様との信頼関係を大切にしています。お客様との信頼関係を築くことが、私たちの最優先事項として取り組ませていただいております。
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